バイオマス発電とは?

biomass power generation

バイオマスとは、動植物由来の有機性資源のうち石油や石炭などの化石資源を除いたもののことで、再生可能エネルギー源のひとつです。バイオマス発電では、間伐材や林地残材などの「未利用材」や、製材廃材・木の皮(バーク)、パーム椰子殻(PKS)など、これまで用途のなかった廃棄物を燃料として有効活用することができます。他の再生可能エネルギーと異なり、天候に左右されず安定的に発電することができます。
バイオマス発電は、カーボンニュートラル※1という考え方に基づき、CO2の増減に影響を与えないとされています。

※1:カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を差し引きゼロ(排出量と吸収量を均衡化させる)にさせることを意味します。バイオマス燃料は燃やすとCO2を排出しますが、その成長過程では光合成により大気中のCO2を吸収するので、排出と吸収によるCO2のプラスマイナスは実質ゼロになります。そのような炭素循環の考え方のことをカーボンニュートラルといいます。

間伐作業の写真
間伐作業
パーム椰子殻の写真
パーム椰子殻

※1:カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を差し引きゼロ(排出量と吸収量を均衡化させる)にさせることを意味します。バイオマス燃料は燃やすとCO2を排出しますが、その成長過程では光合成により大気中のCO2を吸収するので、排出と吸収によるCO2のプラスマイナスは実質ゼロになります。そのような炭素循環の考え方のことをカーボンニュートラルといいます。

林地残材や製材廃材、パーム椰子殻(PKS)などを燃料としたバイオマス発電の資源活用フロー図

王子グループの
バイオマス発電規模

発電規模

1,631GWh/年

(FIT売電量)

一般家庭

39万世帯分
を供給

1世帯あたりの電気消費量4,175kWh
(環境省R3データより)

CO2削減

714,000 t-CO2e/年

2023年度実績

王子グループの
安定した電力供給

王子グループの、インフラ・操業技術・燃料集荷の3つの強みによる、バイオマス発電の安定供給

01 インフラ

土地(事業用地・チップヤード等)、用排水設備、港湾施設(チップ荷役設備、貯蔵ヤード)等、既存のインフラを活用しています。

02 操業技術

製紙工場で培った発電設備の操業ノウハウをバイオマス発電に活用しています。

03 燃料集荷

これまで製紙業で築いてきた木材チップの集荷ルートやノウハウを利用して、燃料を安定的に集荷することができます。

バイオマス発電所

林地残材や未利用間伐材、製材廃材、パーム椰子殻(PKS)などを活用し、全国のバイオマス発電所で発電を行っています。

王子グリーンエナジー日南(株)

王子グリーンエナジー江別(株)

エム・ピー・エム・
王子エコエネルギー(株)

王子グリーンエナジー徳島(株)